月別アーカイブ: 2013年4月

為替レートの推移と政治

為替レートは様々な要素によって推移します。

近年、為替に大きな影響を与えたものに、衆議院解散と総選挙があります。

衆議院解散後の総選挙の結果を受け、為替レートの上昇が続いていましたが、一時停滞後に円安にふれています。為替レートが上昇を続けてから止まったと聞くと、次は下がるかと思うものですが、そうでもありません。政治が絡むと、上昇するか、下降するかは曖昧なものです。選挙を経て政治の担い手が変わると、国の経済政策や法案づくりなどで、国家の方針が変わることも珍しくありません。国の情勢も不安定になる事が多いでしょう。保ち合い局面という言葉がありますが、さざ波のように上がったり、下がったりを繰り返すことで為替レートは小刻みに推移することがあります。日本以外の国の動きも、為替レートの推移に関わってきます。アメリカの大統領選や、中国や韓国で起きる事件なども無関係ではありません。

どの外国通貨との交換レートを見るかでも情勢は変わります。ドル、ユーロ、ウォンなど通貨は相互に影響し合っています。相手国と政治的、経済的にどのような関係があるものなのか、第三国の動向はどうかなどで為替レートは推移します。外国で起きた出来事が、巡り巡って日本の経済を大きくゆさぶります。最近ではリーマンショックが記憶に新しいところでしょう。

為替レートの推移は金融不安の影響もきっちりと受けていますので、これからは動向をしっかりと確認することが必要です。

為替レートの推移とチャート

チャートを利用することで、為替レートの推移を把握することができるようになります。

ある時間毎に為替レートがどう推移したかを、チャートではローソク足などで図にします。チャートを見ることで、過去の為替レートがどんな推移をしているかがわかります。為替チャートは、外貨を売る人や買う人、投資家の動きや政府の政策などが形になって表れますので、結果的な為替レートの推移がわかります。

為替レートの始値、高値、安値、終値が一目でわかるように、ローソク足チャートは時間ごとの記号が記され、推移がわかりやすくなっています。ローソクには、上に伸びた上ヒゲや、下に伸びた下ヒゲなどといわれるものも表されています。長い上ヒゲが伸びていると、一旦は上がった数字が下落していることを表しています。為替レートが下がった時があったけれど、今はそうでもない時は下向きにひげが出ます。ローソクチャートを分析するやり方はたくさんあります。チャートから多くの情報を読み取れるようになると、取引もしやすくなります。過去の為替の値動きについてより深く知りたいばあいは、過去にあった経済的な出来事を含めてチャートを見るといいでしょう。各国の為替が急に大きな動きを見せたと思ったら、リーマンショックが起きていたなどです。

為替レートの推移と経済情勢が綿密につながっていることがわかりますので、時間があるときでもしてみるとよいでしょう。

為替レートの推移

為替を利用した取引で利益を出すには、為替レートの推移を読む技術が必要です。為替チャートは、年単位や月単位、分単位のものがあります。どういった推移で、為替レートは動いているものなのでしょう。

外貨同士の取引をするためには、まず貨幣同士の交換レートを決めなければなりません。取引に際しては、為替レートに基づいての売買になります。外国為替取引市場は世界の各地にあるため、平日ならば夜昼関係なく、24時間常に為替レートは推移しています。為替レートが変動することによって、外国為替の取引利益と言うものが生まれるわけです。

まず、1ドル100円の時に、五万円でドルを購入する場合を考えてみます。500ドルが手元にある状態で、$1=120円へと円安になった時に、円に換金するとどうなるでしょう。最初5万円だったお金は、6万円へとふえます。これが為替取引です。各国の取引などで、為替レートは常時変動を続けています。レートの推移を予測しながら、売買取引を行います。今後の為替レートを知ることはかなり困難です。慣れた人でも、確実性の高い予測はなかなかできません。

為替レートの推移、取引先の国の情勢などを元に自分にとって利益になるのか、それとも損失になるのかを見極めるわけです。

為替レートが円安になった時のメリットとデメリット

円相場が円安方向に動いた時に、国内産業にもたらされる利点は何でしょう。円安は、輸出企業の売上げが伸びるチャンスです。為替が円安方向に変動すると、輸出関連産業の販売力がアップします。今まで売っていたものを、より安い価格で売ることができるためです。輸出を扱っている会社は、円安の影響を受けて利益が増加し、社員の待遇が改善されます。

円安になると、株相場も上昇局面に入ります。自国通貨が高く、日本円が安いうちに日本の株を買うと資金運用益が大きくなるため、投資家は日本の株に集中します。株価全体が底上げされ、企業はどんどん元気になっていきます。]

為替レートの円安にはデメリットもあります。円安で打撃を受けるのは、輸入産業です。輸入品を高く売らなければならなくなるためです。円安は、電気料金やガス料金を高くします。それは燃料となるガソリンや灯油の価格が上がるためで、さかのぼれば原油の輸入価格が上がるためです。原材料を輸入しているような製造業も、仕入れ価格が上がって売上げが厳しくなります。商品価格が上がれば物が売れづらくなり、国内の消費が下がる要因になります。物価が上がれば購買意欲は低下するため、景気が悪くなる要因になります。

為替レートの円安にもメリットとデメリットがあるのでよく理解しておきましょう。

為替レートが円高になった時のメリットとデメリット

近年、円高状態が長く続いています。円高は、国内の経済にどのような影響があるものなのでしょうか。

原油など輸入によって国内に供給されているものは、円高になると為替の影響で安く買えるようになります。原油安に連動する形で、灯油やガソリンなど原油関連商品の価格も低くなります。その結果、ガスや電気のようなエネルギーが全体的に低価格になるわけです。

円高になると、海外旅行先でもお得な値段でのショッピングが楽しめます。1ドル200円の時は、10万円を換金すると500ドルです。1ドル100円なら、10万円を換金すると1000ドルです。国内では円高になると輸入品は仕入れ値が安くなります。仕入れ値が安くなるということは小売価格の値下げしやすくなります。円高の影響で輸入品の仕入れが安くなれば円高セールも頻繁に行われるようになり、購買者の特にもなります。

輸入品は安くなりますが、輸出にかかる金額は上がります。円高はいいことばかりではないのです。

今までと同じ金額で商品を輸出しようとすると、円高の影響で海外での販売価格が高くなってしまいます。輸出業全般が厳しい状況になり、株の値動きにも反映されます。日本の株価が下がりそうだということになれば、海外から投資をしていた投資家も損が膨らむ前に海外資金を引き上げます。そうやって、資金が日本から出たり入ったりすることで、為替レートは調節されています。

為替レートの円高にはメリットもデメリットもあることを理解しておく必要があります。